第35期 棋王戦 第二局 久保利明棋王 対 佐藤康光九段 石川県金沢市「北國新聞会館」

投稿者: webMaster 投稿日時: 水, 02/24/2010 - 09:18 categories [ ]

コメントの表示オプション

お好みの表示方法を選択し、「設定の保存」をクリックすると、表示方法を変更することができます。

ご苦労様でした

力作の投稿大感謝です。

>明日以降に編集してみます。

期待してお待ちいたします。

越中さんお疲れ様です

臨場感あふれるレポ、感謝です。
やっぱり現地解説会はいいですねえ。

越中フンドシ様、ありがとうございます

オジサンに負けず劣らずの超大作感謝です。
今晩にでも、棋譜を並べながら読ませていただきます。

棋王戦の写真・・・

・・・すみません、うまく編集できません。もうしばらく時間をください。

コメント欄によると(たぶん終局後に書き足された※、70手目▽5九飛のところ)、立会人の森九段と西川七段がPCで検討し、先手陣をバラバラにしてしまうと後手玉が▲8三金以下詰む変化がある、ということのようです。

佐藤九段がある変化を読み切っていなかったことを白状してしまったみたいで、なんだか正直だな~とか、あわよくば勝つとか偶然勝つとかをしないんだなあ~ と思いました。 ▽5九飛や次の▲2二飛の着手には、お互いまあまあ時間を使って読んでいたはずなので、よほど悔しかったのでしょう。

久保棋王が、最後は▽7四銀で勝つ形をかなり前から想定していたこともわかりました。 一直線の詰むのか詰まないのかを読むだけならPCの方が正確でしょうが、そこに至る複雑な駆け引きはまだトッププロの方が手厚い感じがしますね。

実は写真の編集には大昔のmeを使っています。photoshopの昔の物が入っているのです。 容量overなのかUSBを読めないのか・・・ しょーもないことなのでしょうが、うまくいかないので明日以降に編集してみます。 80枚ほど撮っていましたが、見ることのできる写真は何枚あるか? 申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。

越中氏、お疲れ

ああおもしろかった。
実は朝からネットがつながらず、やっと今読むことができました。
(注釈.パソコントラブルは暇人氏のが伝染したと見ます)
こういうすごい発表は越中氏にしかできなさそうだ!
私はあさってA級の中継をしますが、パソコンが心配です。

越中さん、有り難うございます

今回も迫真の観戦記報告、楽しく読ませてもらいました。

私は途中から(42手目ぐらいから)、久保さんのほうがいいのではないかと
思って観戦していましたが、そんなに差がある将棋ではなかったのですね。
プロの将棋では大差がつくことは無いのだなということを再確認しました。

それにしても面白い観戦記報告でした。単にPCで観戦しているよりは遥かに
楽しそうですし、臨場感も違うようですね。(当たり前か)。
私も機会があれば大盤解説会に行ってみようかなという気になりました。

楽しい報告記有り難うございました。感謝、感謝です。

棋王戦あとがき

まだ千葉さんと大平さんを中心とした、コメント欄を読んでいませんが、現場の形勢判断や指しての解説はかなり異なるようです。じっくり読みます。

全体に、久保棋王の完勝、といった内容でいいと思いますが、ハッシーと井道さんの解説は楽しくて良かったです。場所を提供して下さり御世話を頂いた北國新聞社にも感謝を申し上げたい。 対局場から対局者がすぐに会場に現れるのもいい。 佐藤九段の顔は青白かったです。勝ったあとは真っ赤で汗ビチョなんですけど。久保棋王は悠々として落ち着いていましたね。

大声でしゃべっているおっさんが二名。たぶん耳が遠いのでしょう。私の周囲で少なくとも3回は携帯電話が鳴りましたね。 マナーの悪い人は新潟よりも多い(富山よりも少ないけれど)。

駐車料金¥1400を支払って帰路についたのが19:30、自宅到着は21:00前であり、さほど疲れの残らない道中でした。 ハッシーは良かった。私は受けの手が好きだからですかね。

これで1勝1敗。 本局を観る限りでは、久保さんが充実していると思います。本当は1週間後の第3局・新潟対決も観に行きたいのですが、ちょっと無理です。夕方から自宅で応援です。

NHK杯やっていますね。 羽生 v.s. 山崎戦です。内藤九段の話はおもしろいなあ。早く会長になって欲しいけど・・・ 午後からでも写真の編集をしてみます。 どうもありがとうございました。

棋王戦11

(大盤解説場にて公開感想戦)

佐藤; 竜を殺した後が後手後手になってしまいました。
久保; ▽2四桂(46手目)はこれしかないと思いました。
佐藤; (47手目は角ではなく)▲4七銀ですか? それは桂が跳ねてきてダメだと思いました。
久保; 私もそう思いました。

佐藤; 本譜でいいと思っていました。 54手目▽2九竜には▲4七角と引くんでしたか? 大局観がおかしかったかな・・・

久保; (70手目▽5九飛は)▲9九に飛車を打たれると思ったので(4九や4八ではなく)5九に打った。

森; 後手の寄せ方の変化によっては、先手の持ち駒が違ってくる。(▽9九銀▲9七玉と追ってある状態で)先手が▲8三金と打つ変化で詰むかどうか。これをやり始めたら3時間くらいかかる。佐藤さんが熱を出すかもしれないので止めましょう。

佐藤; えっ~ それは・・・▽6二玉▲5七桂成・・・(☆この辺り早くて聞きとれない!) 詰まないはずなんですが・・・

森; 長くなるから止めましょう。後で二人でゆっくりやってもらうことにして・・・ でもPCだと詰んでいたよ。

佐藤; !!! ・・・ちょっと待って下さいよ。それだけ教えて下さい! (数秒沈黙して)・・・あっ! 詰みました(がっかり)。弱過ぎる・・・

森; 結論を出してもらいましょう。 ▽5九飛には▲2六角の方が良かった、ということで。▽7九金を先に決める変化でまだいろいろありました。▽7四銀がいい手でした。

棋王戦10

橋本; ▲2二飛に▽3二歩だと▲2一飛成か? これは後手玉が全く見えない形です。

(フロアから)▲2八飛成とするのでは?

橋本; おおっ、これは▽9九銀▲同玉の変化で、8八に利かして詰みを防いでいます。▲2八飛成と言われた方は、プロの編入試験を受けられては? (会場、笑う)

▽7九金 ▲同金 ▽9九銀 ▲9七玉 ▽7四銀

橋本; この▽7四銀は、勝ちましたという雰囲気が漂っています。そうか、▽3二歩とか消極的に受けないで、▽7四銀のような積極的な攻めながら受ける手、これはここで打ったのがいい手です。 ▲6九桂? これは先手に勝ちが無くなりました。 次に▲6九桂を打ってくれるのなら、誰でも▽7四銀を考えますが、こうやって勝つものなんですね。 (以下、いろいろやって最後の▽8八銀不成を提示し) これが投了図です。 (そしてその通りになった。 18:40佐藤、投了)

井道; 橋本先生は、何が印象に残りましたか?

橋本; 踏み込んだ勝ち方です。

棋王戦9

橋本; ▽6九金▲1七歩と取り合いました。先手は3三の桂が取れていないからなあ~ ▽4八飛とか打って次に▽9九銀を狙う手があります。 うーん、だとすると根性の自陣飛車かなあ~ ▲8九飛とか▲9九飛とか打つ。 米長会長が名人挑戦を決めた自陣飛車というのがあるんですよ。 これは佐藤さんだったら打つな。 (★感想でも、対局者二人は普通に自陣飛車の変化もやっていた!)

橋本; 久保さんは飛車の打ち場所を悩んでいます。▽5九飛だと▲2六角という手が気になります。飛車の打ち場所が勝敗を決めることは良くあります。 おお、▽5九飛と打ちました。これは5七に成る保険を掛けたセコい手です。

井道; ▲2六角だともうひと波乱ありますか?

橋本; それ以外だと・・・ 受けだけの手だと勝てません。▲2六角には▽5七飛成ですね。 ここでまさかの▲8三飛があるか? そんな手では寄らないですね。 うーん、▽5九飛は勝ちに来ている手ですからね。 えっ、▲2二飛?! これは・・・ 一秒で消す手ですが・・・ 一枚入ったら8三から打ち込んで勝つという意味ですが、▽3二歩でなんでもありません。 打っただけになるとヒドい。 ▲2二飛はどういう意味ですか? (18:15頃)

☆ まだまだ続くのですが、結局この▲2六角を打って勝負するのが最強で、後手がどのようにして先手陣に迫るか、先手玉に詰めろや必死が掛かった時の先手の金銀の持ち駒次第では、後手にも長手数の詰みが生じる変化がありました。

ちょっと豚の散歩をしてきます。この後は、終局後の対局者二人、森九段、橋本七段の4人によるやりとりを中心にまとめます。

棋王戦8

棋王戦の大盤解説会には、封じ手予想が2回ある。今回は入場券¥2000の裏に番号が書いてあり、終局後に10名ほどにも直筆色紙が配られた。全部で色紙は30枚だったのではないかと思う。(私は98番。もちろんハズレた) 私は2回目の封じ手予想も迷ったが、後手が不利だろうと思い▽4九竜に投票してコンビニへ行った。 17時頃、帰って来ると▽2九竜が指されていた。 2連敗! 完全に裏目った。 そして佐藤九段は▲3九金。 17:15頃、解説会が再開された。

橋本; なぜ▲4七角と引かなかったのでしょうか? ▲3九金は予想しませんでした。まあやっている人と見ている人では感覚が違いますから。こうやるんですかね。 (★本日の北日本新聞をみてきたら、やはり▲4七角と引いた方が良かった様子。現地では、千日手の変化まで解説されていたが、終局後の感想では両者ここでの千日手は有り得ない、という感想で一致した)

橋本; ▽3五香と打ちましたね。プロはこんな手を嫌うんですが・・・ 3九の銀を取っても成香が働かない。香は9二に打ちたかった。 僕なら▽1六馬と引きたいなあ。(★感想ではこの手も有力とされた)

橋本; 佐藤さんの指し手がしっくりきません。さすがに先手がいいとは言えなくなってきました。金、銀をいっぱい取られましたから。 久保さんは今日ドロ臭いです。▽4八金か。 おお、打ちました。こんな手が当たっても全然嬉しくないです。久保さんは、捌くというよりモッタリ指しています。

橋本; 感想は本当のことを言わないものなんです。 羽生さんなんか「まあ、そうですね」といつも答えます。ある日誰かがメチャメチャな手を言った。それでも「やっぱりそうですね」と答える。羽生さんは何でも受け容れるんです。 でも対局が終わってから二人がここへ来ても、これは言わないように。

▽4八金 ▲5六角 ▽5八金 と進んで

橋本; こんな展開だったら、さっき▲3九金のところで▲4七角と引くべきだったのでは?

井道; あとで▲4七角はどうだったか聞きたいですね。

橋本; それを聞かないのが大人というものでしょう。

井道; すみません。まだ大人ではなくて・・・

橋本; ▽5八金は決めに行っています。 いやー、さっきはどう考えても▲4七角でしょう。▽1八竜に▲3三歩成。 佐藤さんは読み尽すタイプなので、この局面で何かあると思ったのかもしれません。僕だったらここで▲6六歩として、相手の桂打ちや自分で6七に補強する手を残しておく。

橋本; (58手目の)▽1七角成は久保さんの余裕を感じますね。

井道; 佐藤先生は、▽1七角成を軽視していたんでしょうか?

橋本; その可能性があります。▲4九飛も意外な手です。 さっきの変化だと、3三の桂が取れているでしょう? 誤算は考えにくいけど驚いた展開です。

(★北日本新聞によれば、▽1七角成が見えていなかった、と)

棋王戦7

おはようございます。 暇人さん、ありがとうございます。 では続けます。 時間は現地で16時頃です。

橋本; そうこうして要る内に▽1九竜と香を取りました。これは▲2八銀と打ちたくなりますね。▲4七角と打ったからには何か狙いが無いと不味い訳です。後手は端(9筋)を狙うと見せて、3筋辺りを攻める。歩が立たない将棋なので単調なんです。▲2八銀を打てば佐藤さんがおもしろいのではないでしょうか。

橋本; 私の今年の目標は口を慎むことです(そこへ▲2八銀が打たれる)。おっ、これは久保棋王の攻めを誘っているように見えます。▽3六桂▲同角▽2九竜、これではさっきまでの後手のキビキビした動きが止まる感じです。

井道; 私は振り飛車党なので、振り飛車が良くなる変化が見たいです。

橋本; わかりました。では▽4九竜と取りましょう。キビキビと。

井道; 私、とろいんです・・・

橋本; 先手陣は、▽9二香打とかやって玉を8八から追い出すような展開にならなければ、とても堅いですよ。振り飛車の攻めが単調になってしまいます。 うーん、ここではさすがに佐藤さんがいいでしょう。でも私は最近、大局観が悪いからなあ~

井道; 先手がいい、と言っちゃっていいんですか?

橋本; さすがにここでは振り飛車を持ちたい人は居ないのでは。 久保さんは苦しいけどまあいいか、くらいに思っているかもしれません。そういう精神修行をしてきている。

井道; 橋本先生は精神面は強いですか?

橋本; 精神面は無茶苦茶弱いです。将棋は強いけど。 でも本当は、感情が出てしまうから弱いんです。ここで2回目の次の一手を出します。はっきり久保さん不利なところでどう指すか。 (53手目▲3六同角に対する後手の一手) 

候補手は、▽4九竜、▽2九竜、▽5九金、など。 16:30過ぎ。

越中さん報告ありがとうございます

橋本七段の話された事を忠実に書かれていますね。まるで現場にいるような感覚を覚えます。

記憶力もすごいですね。

棋王戦6

橋本; タイトル戦ではなくて将棋会館での食事。 井道さんは何を食べますか?

井道; チョコ食べています。 以前、昼食を食べたら眠ってしまったんです。相手が大先輩だったので、(特に反則とかは無かったけれど)危ないところでした。

橋本; だいたい一日塾生が居るので出前を頼んでおくんです。これが時々トラブルんですよ。 ある日私は手巻きすしを3、4本頼んだ。すると、デカい桶にパーティーサイズの4人前とかが来た! その時、私は羽生さんと向かい合わせだったんです。羽生さんはそばを食べている。 「手違いがあったみたいで」と言い訳すると「いやぁ、たいへんですね」と。 私は対局以外に何故戦わなくてはならないのか、と思いました。 全部は食べられなかったけど将棋は勝ちましたよ。

橋本; 若い頃、久保さんの対局の棋譜をとったことがあります。相手は畠山さん。 昼食の注文が、久保さんがそばで、畠山さんがそば+おにぎりだった。 先に休憩に入った久保さんが、そばとおにぎりを食べた。何のためらいもなく。 畠山さん「久保くん、ボクのおにぎり食べたやろ」と。将棋は畠山さんが勝ちました。

橋本; 2年前の夏、B2順位戦。出前が多い。 その日は新米の塾生だった。注文のし忘れです。それも7、8個も忘れている。あれもこれも届いていないということになった。 先崎さんが来て「とにかく注文票をここに置きなさい」とか言って、何が来たか何が来なかったかを調べている。 先崎「内藤先生のが来てない、これは不味い・・・」 みんな真っ青です。そこへ内藤先生が、ワシのメシは?、なんて感じで来てしまった! 私は逃げましたね。 後はどうなっかわかりません。

橋本; とっておきを。 19時、夕食休憩です。うなぎと棒銀の方がいらっしゃいますね。誰とは言いませんが。うな重をいつも頼むんです、加藤先生が。あっ、言っちゃいましたね。 それが変わった時間に食べる。休憩中はお祈りです。讃美歌とかも歌っている。そしてどこかに持って行って食べる。 それがある日、うな重が無いんです。注文し忘れ。 当然「僕のうな重は? ・・・無い?それは困るなあ」と。それが対局室に響いたんです。 ソファーに座っていた私と目が合った塾生がやって来て「橋本先生、ここにあったうな重、知りませんか」と。 困りましたよ。 注文して無いんだから・・・

☆ おっと。もう明日になっていました。ここまでメモ3枚分です。 あと残り3枚と感想戦の2枚があります。 打ち込みのスピードが落ちてきました。 早起きして打ち込みますので御了承お願いします。

★ ハッシーの話はおもしろいです。ついつい全部紹介してしまいましたが、私はハッシーのことが大好きなので許してくれるでしょう。 「私は特に佐藤さんを応援しているとか、そんなことはありませんよ。里見さんのファンですから」と井道さんの前で言ってしまう(2回も!)のもいいですね。

棋王戦5

みなもとさん、こんばんは。どうもありがとうございます。酔っ払う前に一気に打ち込んでしまいますね。

橋本; 久保さんは、もう王将を獲りそうだし、本局も勝つとこの調子なら棋王防衛に近くなります。二冠ですよ、二冠! 王将と棋王をふたつとも獲る人はよほど冬・寒いのに強い。

井道; 第1局は久しぶりに海外で行われました。橋本先生、海外の対局はどう思いますか?

橋本; 私、海外には行ったことが無いんですよ。 でも対局者としては行きたくないなぁ。

井道; えっ! じゃぁ、何だったらいいんですか?

橋本; ・・・立会人とか・・・ とにかく海外まで行って対局したくないです。海外の対局はお祭りみたいなもんです。だから第1局なんです。決着局を海外では行わない。 (橋本さん、この辺り違っていたらすみません。私は橋本七段の言っていることが正論だと思って聞いていました)

(変化をいろいろやって)

橋本; 先手▲4八飛&▲3六角となった形で、久保さんは▽3七金とは打たないような気がしますね。何となくですが。指し手が進まないので、対局中の食事の話をしましょう。 (ページを改めます)

棋王戦4

そうこうしているうちに▽2四桂(46手目)まで進む。

橋本; ほう、▽2四桂です。そう指すものか。それではここで次の一手を出題します(47手目)。

井道; どんな手がありますか?

橋本; 普通は引きますね、▲4七銀と。▲4七角はあるかもしれない。(変化をやっているが、本譜も後に同様に進むことになる)▲4七角だと▽1九竜と香を取りますね。 ▲3五銀という手は▲4七銀に比べてメリットがあるかどうか。

(たぶん14:30頃、休憩へ。解説会が再開されそうになっても佐藤九段の長考のため、まだ再開されない。15:00頃、会場はのんびりムード。数えたら聴衆は200人くらい。 15:25頃、▲4七角。 私は迷ったが▲4七銀に投票してしまいハズレ!) 76人が正解、10人に直筆色紙が配られる。

橋本; 佐藤さんは駒が後ろに下がるのを嫌うようですね。▲4七角は▽2六桂なら▲2九角と竜を取ってしまおうということ。この角が遠く8三に利いていて、のちに▲7五桂から▲8三銀を狙いにする。 普通は▽1九竜ですが▲2八銀から竜を殺されます。 本譜は▽4四角ですか。ここで打った方が含みがあるということか? 王手は普通受けます。▲7七桂か。 あとで▽4四角を打つと、捌き合っているので▲7七銀とか▲6六銀と打つかもしれない。 久保棋王は細い攻めをつなげるのが上手い。 僕だったら▽1九竜と香を取って▽9二香打としたい。▽9五歩~▽9六歩はいきなり詰めろになります。 (フロアから「▽2六竜は?」と質問があったが、▲3三歩成、▽3六桂に▲3八飛などでパッとしない様子)

橋本さんが強かったころ?

越中さん、観戦記報告有り難うございます。楽しく読ませてもらっています。

橋本さんが強かったころの話題も出たらしいですね。今となっては旧石器時代の
ことのように思われます。最近は何と弱くなったことか!

棋王戦報告の山場は6か7ぐらいになりそうですね。首を長くして報告を待っています。

棋王戦3

橋本; ▽2五銀(34手目)に対し、▲3八金とすれば受かるのですが、先手陣がダサイです。プロはこんな形になるともう勝ちが見えなくなる。 (▽2七歩~ 解説通りに進む。飛車が成り込んでも必ずしも後手がいい訳ではない、と解説されたが、その通りにすすむ) うーん、私は今回の先手陣がどうも気に入らない。

橋本; 最近、衝撃的なことがありました。最近の振り飛車は、▽8二玉、8三銀、7二金の形、片銀冠が常識で飛車が4一とか5一とか一段目に居る。そして金とか銀とかいっぱい捨てて攻めてくる。 私は居飛車で銀得だからいいと思っていたら、振り飛車の若手は「堅いから何とかなると思っていました」と。片銀冠が堅い?! そう、返す言葉が無いんです。ゴキゲンは従来の常識が通じない。

井道; ▲3六歩で久保棋王が長考中です。

橋本; 佐藤さんは▽8四歩に殺到(サットウ)して勝つ。 ・・・全然受けませんでしたね(会場、笑う)。 昼は指し手が進まないので、私が強かった頃の棋譜を並べましょう。 棋王戦の予選、深浦王位戦です。 (そこで出た話のおもしろいものを抜粋)

この将棋、私は普通の四間飛車を指したいのです。早く▲1六歩を突いて▽1四歩と受けると、後手は居飛穴にしにくい。私は四間飛車を指したいけれど居飛穴は嫌だと。

藤井さんは私の奨励会時代は若手のカリスマでした。でも最近は藤井システムを止めてしまった。そしてついにゴキゲン中飛車をやってしまったんです。 どうしてですか、と聞いたんです。そしたら「優秀だから」と。藤井さんもだんだんこだわりが無くなったんです。何だか寂しい感じです。

捌く時はギリギリまで耐える。 高美濃は美しい。 私は片銀冠が堅いなんて認めませんよ!

銀の遣い方のうまい人はだいたい強いんです。 羽生さんに「好きな駒は何ですか」と尋ねると、少し間があって「・・・銀ですね」と。

この深浦さんに勝った後、共同通信社の人と飲んだビールがうまかった! 私が強かった時代のことです。

☆ちょっと風呂へ・・・

棋王戦2

井道; ▲9六歩と受けたということは、もう穴熊の可能性は少ないんでしょうか?

橋本; 佐藤さんは穴熊をやっていても端攻めを狙うようなところがある。思考が柔軟なんです。後手が持久戦にしてきたら、穴熊もあるよ、ということ。 ▽2二飛に対して▲9八香。これが大胆なんです。動きますよ、というところに、どうぞ、という手です。 でも先手陣のバランスが嫌ですね。これは後手当然動きます。(2筋の交換など)

橋本; ▲7七角。これもまた様子を見た手です。もう▲9九玉とかやっている時代ではありません。ただ私には佐藤さんの作戦は凝り過ぎに思えてしまう。 ▲7七角に対して後手は角を打つしかない。 ▽3三角に対して▲同角成。佐藤さんは興奮しているんですね。

井道; ▽3三桂と跳ねさせた方が得とみているんでしょうか?

橋本; 振り飛車は桂を跳ぶタイミングが難しいんです。更に4一の金をどうするのかが難しい。

井道; ▲3六歩(33手目)と突いたところが現局面です。

棋王戦1

数日前に春一番が吹き、いい天気になったかと思えば、今日は一転して風の強い曇天の肌寒い日になった。ガソリンを入れてから北陸道へ。 何度か利用したことのある金沢森本ICで降りるも、七尾方面に向かう道路と交差してとても危ない感じがする。設計ミスではないか、とさえ思う。

会場の北國新聞会館へ到着したのは12:30過ぎ。大和の近くにあるラーメン屋で昼食にしたが、これがハズレ。早くも嫌な予感。 北國新聞会館のエレベーターはとても早い! 途中で耳がキーンとなる。 ¥2000を支払って入場。ホットコーヒーはセルフサービスで何杯でも飲んでいいルールに変更された様子(私は一杯だけ頂いた)。

13:30 北國新聞会館の20F、橋本七段と井道さんによる大盤解説会開始。とても広い会場で椅子を数えたら220席あまり。開始時間には空席もあったが、夕方には立ち見も居たので、250人くらいは居ただろうか。 二人は初手から進める。

橋本; ゴキゲン中飛車はやられて一番嫌な戦法です。後手が得する戦法。ゴキゲン側を持って指すと、これが楽で楽で。でも私の棋風には反するんです。軽いのは嫌いです。重厚な指し方が好き。 でも最近勝っていないので、戦法の優秀さにあやかってやってみたんです。 佐藤さんは精密器械です。序盤が独特。口の悪い同僚は佐藤さんのことを‘変態流’と。将棋のことですよ。 この将棋、序盤早々▲7八金と上がったんです。振り飛車に対してですよ。普通はやり辛い。更に▲3八銀と上がった。中飛車に対してですよ!普通は▲4八銀でしょう。 ▲6八玉と。このあとどうするのかと思ったら▲7七玉。まあ以前からある手ですが、佐藤さんがやるんだったら全然驚きませんね。さすがに▲8六玉とやったら驚きますが。 穴熊は組み上がったらいいんですが、途中は変な形のことがある。

帰ってきました。

みなさんこんばんは。

久保棋王の完勝です。 が、途中では佐藤九段がずいぶん良くなったのではないか、という解説もあったし、▽1九竜を取りに行った辺りに何か誤算があったようです。

橋本七段と井道さんの解説は軽快でおもしろかったです。 例によって、現在何手目なのか、とか、残り時間がどれだけなのか、とかはわかりません。一応、今から棋譜画面を開いてみてわかる範囲で打ち込んでみます。

現場では、急転直下で久保棋王勝ちになった印象でした。私は、佐藤九段を応援していましたが、久保棋王のよどみの無い勝利には拍手しました。 ただし、やや大差になってしまい、早く終局してしまった感は否定できません。

それでは水割りを作ってからボチボチ打ち込みます。 写真も少し撮ったのですが、天気が悪かったことと座った席がイマイチだったことで、あまりいいのが無さそうです。明日にでも管理人さんにお届けします。

久保さん、快勝!

42手目、△3六銀成といった局面で久保さんが良いのではないかと思っていましたが、
最後は大差の勝利になりました。銀桂交換の駒損でも、飛車が敵陣に成り込めるので、
久保さんのペースになったようです。

飛車を捌いたときの久保さんの将棋は、見ているほうも気持ちが良くなるくらいの
爽やかな指し回しです。70手目の△5九飛車打ちからの寄せも最短だったのでは。
控え室や大盤解説の橋本さんよりも久保さんのほうが鋭かった。やはり、対局者のほうが
観戦している人間よりはよく読んでいるようです。

それにしても、久保さん、絶好調。このままの調子でいけば棋王防衛、王将位奪取も
夢ではなくなってきた。応援しています、頑張ってほしい。

久保棋王の超優勢

66手の時点で...ですよね。先手を持って勝てる気がしない...

安全一番、将棋二番

...道中お気を付け下され。熱戦を期待しましょう。

そろそろ行ってきま~す。

みなさんこんにちは。

29手目▲7七角のところです。予想通り、久保棋王のゴキゲンになりましたね。

ではそろそろ出かけます。おもしろい報告ができるように頑張ります! 風の強い曇り空ですが、雪の心配はなさそうです。帰りの金沢脱出がやや手こずる可能性がありますが。

待ち遠しいです。

みなさんこんばんは。

春一番が吹いて(たぶん)、こっちも暖かくなってまいりました。雪はもうほぼ全部消えた今日この頃です。

明後日の土曜日、用事が入りそうなのを何とか断り、昼過ぎには現地入りします。ハッシーと井道さんの地元コンビが再び(三たび?)解説してくれるようで楽しみです。オジサンのさるさる日記ほどにはおもしろく表現できませんが、できるだけ忠実に伝えたいと思います。

第1局について少し私見を述べます。 あのような手将棋は、超一流トッププロが後手番の時や相手の得意型をハズそうとして行う非常手段であると思います。ですから、久々に海外で開催された貴重な対局には「ふさわしい内容」とは言えません。初心者や外国人に対して「将棋の王道・御手本」にならないからです。

でも(私は中国象戯はわかりませんが)、飛び道具を主体にした少し変わった、また、中国人にもわかり易い駆け引きや中国象戯を意識した戦型を敢えて選んだのかもしれません。そこまで考えた対局者お二人の合作であるのならば、第1局の華々しい内容も理解できます。

ここ最近の第2局・金沢対決では、2月下旬でも突然雪が降ったり凍ったりすることがあります。ホンネを言えば、19時くらいには終局してほしいところです。 戦型は佐藤九段の先手なので、普通に後手・久保棋王ゴキゲン中飛車の急戦になるのかな? 私は、久保棋王の二冠も見たいけれど、やはり佐藤九段の応援です。

北陸地方の雪

多分2月末には、雪が降らないと思います。1月中はよく降る。

越中さんの報告を期待しております。

コメントの表示オプション

お好みの表示方法を選択し、「設定の保存」をクリックすると、表示方法を変更することができます。