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第63章「取調べ」
住居不法侵入の疑いで逮捕された男は、早速警視庁で捜査三課の取調べを受けていた。
世渡甚六三課長 「名前は?」
石辺五郎<39歳> 「イシベゴロウだ!!1!!!!!!!!!!」
尋問は、世渡課長が直々に行った。
世渡甚六三課長 「生まれはどこだね?」
石辺五郎 「福島県の会津若松だ!11!!!!!!!」
世渡甚六三課長 「ところで君は、なぜ捕まったのか解かるかね?」
石辺五郎 「さつきからわかんねてゆてんでねえか!!!!1!!」
石辺は大きな声で吠えた。
石辺五郎 「自分がなにしたてんだてさつきから聞いてんでねえか!!!1!!!!!!!11!!!」
世渡甚六三課長 「まず、他人の家に勝手に入ったこと。それから・・・」
石辺五郎 「勝手に入ったんでねえぞ!!!!!!111」
世渡甚六三課長 「ほお。どういうことだね?」
世渡課長は、身を乗り出した。
石辺五郎 「自分があそこのビルの前まで、乗せてきた客のやろに頼まれたんだ!!!!!!11」
世渡甚六三課長 「頼まれた?」
課長は、今度は座りなおした。
石辺五郎 「そうだ!11 客のやろが808号室が自分の部屋だから、そこに行って右奧の洋間に置いてあるトロフィーを持って来てくれてゆうから、しかたねえから取りに行っただけでねえか!!!!!!」
世渡甚六三課長 「だが、客がなぜそんなことを君に頼んだんだね?」
取調べが行なわれている部屋には、渡り鳥警部や細波刑事、そして初台から駆けつけてきた暇名小五郎と温対記者も、特別の許可を受けて同席していた。
石辺五郎 「もしかしたら別れようとしてる彼女が、来てるかも知れねんで、会ったらまずいから、自分の代わりに取って来てくれて頼まれたてことでねえか!1!11!1!1」
世渡甚六三課長 「君は変だとは思わなかったのか?」
石辺五郎 「別になんも変でねえじやねえか!1!!111 それにタクシー代も倍出すてゆうから、ありがてえと思っただけだけどな!!!!1!!!!」
世渡甚六三課長 「部屋の鍵はどうした?」
文字通り、鍵を握る質問である。
石辺五郎 「鍵はかかてねえから、そのまま入れてゆてた!1!!1!!1」
世渡甚六三課長 「なるほど。それで品物を持ってタクシーに戻ったら、いきなり捕まったというわけだね」
課長は、この答えについては軽く聞き流してしまった。
石辺五郎 「そうだ!1!!!!!!111!」
世渡課長は、暇名小五郎のところへ来た。
世渡甚六三課長 「暇名さん、どう思うかね?」
暇名小五郎 「ある程度、納得いきますが、まだわかりませんね」
渡り鳥旭警部 「課長、石辺ですが。たしかに代々木自動車の運転手でした。あの車は石辺専用の営業車です」
温対記者 「暇名さん。やっぱり見覚えがあると思ったのは、代々木タクシーの制服だったんですねえ」
温対記者は、ようやく思い出したようである。
世渡甚六三課長 「そうか、そうするとまんざら嘘でもなさそうだな」
暇名小五郎 「三課長、できたら私も少し質問したいのですが、よろしいですか?」
警察官でない者が取り調べをすることは出来ないことになっているが、尋問ではなく、確認という形ならば良いということで、暇名小五郎が石辺五郎に質問することになった。
暇名小五郎 「石辺さん。あなたに頼んだ客の人相は、覚えてますか?」
石辺五郎 「よく覚えてる!1!!1」
暇名小五郎 「そうですか。で、どんな人相でしたか?」
石辺五郎 「そうだなあ、サングラスしてマスクもして、野球帽被ってたけどな!!!1!!!1!!」
温対記者 「ええ! それじゃあ何もわからないすよお」
暇名小五郎 「うむ。完全な変装ですね。では、背は高いほうでしたか?」
石辺五郎 「さあな。高いような、普通ぐれえだと思うけどな!1!1」
暇名小五郎 「なるほどね。低くはなかったということですね」
石辺は言葉遣いは荒っぽいが、温対記者が見ても、嘘をついてるようには見えなかった。
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駒の流儀・第12部 第63章
第63章「取調べ」
住居不法侵入の疑いで逮捕された男は、早速警視庁で捜査三課の取調べを受けていた。
世渡甚六三課長 「名前は?」
石辺五郎<39歳> 「イシベゴロウだ!!1!!!!!!!!!!」
尋問は、世渡課長が直々に行った。
世渡甚六三課長 「生まれはどこだね?」
石辺五郎 「福島県の会津若松だ!11!!!!!!!」
世渡甚六三課長 「ところで君は、なぜ捕まったのか解かるかね?」
石辺五郎 「さつきからわかんねてゆてんでねえか!!!!1!!」
石辺は大きな声で吠えた。
石辺五郎 「自分がなにしたてんだてさつきから聞いてんでねえか!!!1!!!!!!!11!!!」
世渡甚六三課長 「まず、他人の家に勝手に入ったこと。それから・・・」
石辺五郎 「勝手に入ったんでねえぞ!!!!!!111」
世渡甚六三課長 「ほお。どういうことだね?」
世渡課長は、身を乗り出した。
石辺五郎 「自分があそこのビルの前まで、乗せてきた客のやろに頼まれたんだ!!!!!!11」
世渡甚六三課長 「頼まれた?」
課長は、今度は座りなおした。
石辺五郎 「そうだ!11 客のやろが808号室が自分の部屋だから、そこに行って右奧の洋間に置いてあるトロフィーを持って来てくれてゆうから、しかたねえから取りに行っただけでねえか!!!!!!」
世渡甚六三課長 「だが、客がなぜそんなことを君に頼んだんだね?」
取調べが行なわれている部屋には、渡り鳥警部や細波刑事、そして初台から駆けつけてきた暇名小五郎と温対記者も、特別の許可を受けて同席していた。
石辺五郎 「もしかしたら別れようとしてる彼女が、来てるかも知れねんで、会ったらまずいから、自分の代わりに取って来てくれて頼まれたてことでねえか!1!11!1!1」
世渡甚六三課長 「君は変だとは思わなかったのか?」
石辺五郎 「別になんも変でねえじやねえか!1!!111 それにタクシー代も倍出すてゆうから、ありがてえと思っただけだけどな!!!!1!!!!」
世渡甚六三課長 「部屋の鍵はどうした?」
文字通り、鍵を握る質問である。
石辺五郎 「鍵はかかてねえから、そのまま入れてゆてた!1!!1!!1」
世渡甚六三課長 「なるほど。それで品物を持ってタクシーに戻ったら、いきなり捕まったというわけだね」
課長は、この答えについては軽く聞き流してしまった。
石辺五郎 「そうだ!1!!!!!!111!」
世渡課長は、暇名小五郎のところへ来た。
世渡甚六三課長 「暇名さん、どう思うかね?」
暇名小五郎 「ある程度、納得いきますが、まだわかりませんね」
渡り鳥旭警部 「課長、石辺ですが。たしかに代々木自動車の運転手でした。あの車は石辺専用の営業車です」
温対記者 「暇名さん。やっぱり見覚えがあると思ったのは、代々木タクシーの制服だったんですねえ」
温対記者は、ようやく思い出したようである。
世渡甚六三課長 「そうか、そうするとまんざら嘘でもなさそうだな」
暇名小五郎 「三課長、できたら私も少し質問したいのですが、よろしいですか?」
警察官でない者が取り調べをすることは出来ないことになっているが、尋問ではなく、確認という形ならば良いということで、暇名小五郎が石辺五郎に質問することになった。
暇名小五郎 「石辺さん。あなたに頼んだ客の人相は、覚えてますか?」
石辺五郎 「よく覚えてる!1!!1」
暇名小五郎 「そうですか。で、どんな人相でしたか?」
石辺五郎 「そうだなあ、サングラスしてマスクもして、野球帽被ってたけどな!!!1!!!1!!」
温対記者 「ええ! それじゃあ何もわからないすよお」
暇名小五郎 「うむ。完全な変装ですね。では、背は高いほうでしたか?」
石辺五郎 「さあな。高いような、普通ぐれえだと思うけどな!1!1」
暇名小五郎 「なるほどね。低くはなかったということですね」
石辺は言葉遣いは荒っぽいが、温対記者が見ても、嘘をついてるようには見えなかった。